ナンバープレートの一意性
created: 2021-10-04
車のナンバープレートに書いている数字や地名に一体どんな意味があるのか、昔から疑問に思っていた。車が全国に 5000 万台あるとして、その全てを特定するために必要な情報がナンバープレートにおいてどう網羅されているのか。ウィキペディアなどで眺めてみたが、あまりの複雑さにうんざりしてしまった。
その歴史的な経緯としては、元々は四桁の数字だけだったのが、自動車台数が大きく増えたタイミングで地域名を冒頭に足し、さらに車種に応じて分類番号を付与したということらしい。
管理コストという面で考えると、当時の通信に関わる技術のレベルを考えると、各地域に管理を割り振るのは確かに理にかなっている一方で、現代においては、ナンバープレート全部一旦回収して、10 桁の数字振り直して配布した方がより明確に対象が特定できるじゃん、という気もする。
しかし、ナンバープレートが何か事件・事故があった時にその対象を人が瞬時に確認して特定する、という役割を持っていることを考えると、四桁の数字と地名というのは、人が瞬時に記憶に入れるための情報としては、数字 10 ケタよりもわかりやすい。
その用途によって、対象を同定するための情報がどう定義されているのか、考えさせられた。